埼玉県環境科学国際センター機関リポジトリ(個別情報)
■ ID 749
■ 種類 学会発表
■ タイトル 東京湾流域河川における残留性有機フッ素化合物(PFCs)の汚染全容調査〜38種PFC類縁体の一斉分析手法の適用〜
Survey of Perfluorinated Compound (PFC) pollution in the basin of Tokyo Bay -Application of the simultaneous analysis method for 38 types of PFCs-
■ 著者 頭士泰之  Yasuyuki Zushi  横浜国立大学大学院
  Y. E. Feng  横浜国立大学大学院
益永茂樹  Shigeki Masunaga  横浜国立大学大学院
茂木守  Mamoru Motegi  埼玉県環境科学国際センター
野尻喜好  Kiyoshi Nojiri  埼玉県環境科学国際センター
細野繁雄  Shigeo Hosono  埼玉県環境科学国際センター
鈴木俊也  Toshinari Suzuki  東京都健康安全研究センター
小杉有希  Yuki Kosugi  東京都健康安全研究センター
矢口久美子  Kumiko Yaguchi  東京都健康安全研究センター
   
   
■ 出版元 (社)日本水環境学会
■ 出版年 2010
■ 誌名・巻・号・年 第44回日本水環境学会年会講演集、p547、平成22年3月15日
■ 抄録・要旨 東京湾流域の河川水及び一部の下水放流水について、PFOS・PFOA、それらの前駆物質、分岐異性体など38種類のPFCsの汚染調査を行い、これら水域汚染の総括的評価を試みた。PFCs汚染レベルは都市域において高い傾向があり、PFOA類濃度は生産工場付近で高かった。工場付近のデータを除く全体的な算術平均濃度は、PFNA(31ng/L)、PFOS(11ng/L)、 PFOA(8.3ng/L)の順に高かった。埼玉エリアではPFNA、千葉エリアではPFOAが卓越した。東京・神奈川エリアではPFNAが主であるもののPFOSの存在も目立ち、地域特有の汚染事情があることが示唆された。河川水・下水放流水中の前駆物質濃度は低く、最終物質(PFOS・PFOA等)の汚染レベル上昇に関する前駆物質の寄与は小さいと考えられる。
■ キーワード 東京湾流域、河川水、有機フッ素化合物、前駆物質、LC-MS/MS

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